2016年6月17日金曜日

11. 日本人流の相槌に潜む罠!?


こんにちは!新田です。


前回のメルマガにもご感想を下さった方々
どうもありがとうございました。


『今回の時制、文章の作り方、

非常に参考になります。

正しくその通りですよね。

一つの文章の型(イディオム)を覚え、

時制を変える

疑問詞についても同様に動詞、

聞きたいことを変える

あとは、語彙力が増えれば、

バリエーションも増えますね。』


『前回と今回のメルマガで、

私がなるほどって思ったのが、

対話力、そして時制、です!

対話力、私の母は文法も単語も

私よりもずっと少ないのに

ちゃんとネイティブと話を続けられる、

ゆかりさんの仰っている対話力とは

ちょっと違うかもしれませんが、

これが私にはカナリ足りないんだよなーって

思ってるところです。

そして、日本人でなおかつ英語が好きだけど

話せないっていう多くの人のその原因は

ここにあるように思います。』


共感して頂けて大変励みになります。
ありがとうございます。
ひとりでも多くの方が
ストレスフリーなコミュニケーションを
『英語』で出来るようになることが
私の夢のひとつです。



それでは今日も隙間時間で
自分磨きをして参りましょう☆




★今日の目次★----------------

【1】日本人ならではの相槌に潜む罠!?
【2】私が英語と恋に落ちるまで 高校編④
【3】6月の英検まであと2日!ワンポイントアドバイス♪
-----------------------

―――――――――――――――――――
【1】日本人ならではの相槌に潜む罠!?
―――――――――――――――――――



前回までのメルマガで


Y: Hi! How have you been?
X: Oh, good to see you again.
I'm good.
   How are you?
Y: Pretty good.

Y:What        did you  do?
Where                 get?
Who                   have for lunch?
When                 eat?
Why                   drink?
How                   buy?
Y1:What did you do last weekend?

X:I went to park
   I went to beach
   I saw a movie
   I had lunch with friends
X1:I went shopping with kids.
   I bought souvenirs for friends in Japan.
   We are going back to Japan for a vacation in this summer.


X: (It's) nice talking to/with you.
Y: Me too.



対話は3つの動作を
繰り返すことで続いていくのでしたね。


①質問をする
②感想を述べる
③話をつなぐ



そして、『対話力』を支える
キーワードは

A 頻出フレーズ
B イディオム(塊)
C 時制

でしたね。


A、B、Cを組み合わせることで
『対話』が成り立ちます。


では今日は


②感想を述べる


について考えて参りましょう。


最も簡単な感想を述べる
A.頻出フレーズと言えば・・・

That's(That is) と
形容詞を組み合わせた


That's good!
       great!
       nice!  
       amazing!
       fantastic!
       wonderful!


これらの形容詞は
You areに替えれば
子どもを褒めるときにも使えます。


You're good!
       great!
       nice!  
       amazing!
       fantastic!
       wonderful!


おうち英語されている方は
ぜひお子さんをこれらの表現で
褒めてくださいね♪


ポジティブな表現だけとは
限りませんね。

That's terrible!
       awful!
       too bad!
       a shame!


もう少しネイティブの感覚に
近付くためには五感を生かした
A.頻出フレーズが有効です。


look
sound
smell
taste
feel


その中でもよく使われるのが


That sounds good!
            nice!
            great!
            exciting!
            terrible!
            awful!
            too bad!
     

ですね。
話を聞いたあとの感想では

sound

を用います。

Thatを彼、彼女に変換すると


He   sounds good!
She       nice!
            great!

前の話で彼/彼女がいい人そうって思ったら
こんな風に感想を述べることが出来ます。


That sounds  good!
He           nice!
She          great!


もし、目の前で起きていることが
goodだと思ったら


That looks good!
nice!
           great!
           exciting!


あれ?そう言えば
現在形使ってますよ?


そうなんです。

現在形は普段のこと、
進行形は今のこと、

と前回お伝えしましたが
この五感を表す動詞

look
sound
smell
taste
feel

は現在形で気持ちを表すことが
多いです。


feelだけは

I'm feeling great!

こんな風に進行形で使うこともありますが
たいていは


You look nice!
That sounds great!
It smells good!
It tastes good!


このように現在形で感想を述べます。


ところでゆかりさん!
相槌と感想を述べるのって
同じことですか!?


うーーん
むずかしい質問ですね・・・


ここで日本人にありがちな
相槌についてちょっと?
触れておきたいと思います。


よく誤解されていることなんですが
ネイティブが話しているときに

Oh I see
Really?
uh-huh
Yeah
Right
Exactly


など日本語でやり取りするときのように
首をたてに振ってうなずいたり
相槌を入れたりすること。

これは

『本当に相手の言っていることを
理解しているときだけ』

していい行為になります。


そして相槌はネイティブが
ひと通り話終わってからで
大丈夫です。


ネイティブが話している間に
日本人との会話のように


うんうん
そうだよね~
え?マジ!?
分かる~!
ですよね~
はい、そうですね。


このように相槌をうつのは
日本人特有という風に
捉えていいと思います。


実際、私もネイティブの方たちと話すときは
相手の話が終わってから
感想を述べたり
相槌をうつことにしています。



これは電話での会話でも同じで
長い会話をこちらが話しているとき
相手が何も言わないので

Hello?

と聞き返してしまうことがあるのですが

I'm still there

とちゃんと聞いてるよって言われます。
こちらが話しているときに
相槌を入れることは
失礼と考えているようです。


英検やTOIECの
リスニング対策されている方は
容易に想像できると思いますが
まさにリスニングの会話と
同じように会話が進んでいきます。
話し手が話している間、
聞き手は黙って聞いていますよね?


実際の会話でも同じです。
えーーーそうなかなぁ?
もっと心の通った会話しているように
見えるけどな~?


そう思われる方も
いらっしゃるでしょうね。
欧米人、特にアメリカンは
ジェスチャー、ボディランゲージを
使います。
相槌や首をふったりするのに加えて
目や表情で伝えようとします。
これについてはまたおいおい
お伝えしますね。


ではなぜ相槌をうつ時は

『本当に相手の言っていることを
理解しているときだけ』

なのでしょうか?


ここで第4回目にお伝えした

ハイコンテクスト
コミュニケーション(アジア圏)と

ローコンテクスト
コミュニケーション(欧米圏)の

話を思い出して頂きたいと思います。


アジア圏同士だとバックグラウンドの
共通感覚が多いため多くを語らずとも
つー・かーで通じます。
分かりきったことまで話すことは
かえって失礼だと感じます。
つまり、話を理解出来るか出来ないかは
『聞き手の責任』になります。


一方、欧米圏の人たちとの
コミュニケーションは
話を理解できるか出来ないかは
『話し手の責任』になります。
聞き手はアジア圏の人たちのように
想像力をなかなか働かせてくれません。
話し手が論理的に説明する必要があるからです。


つまり、ハイコンテクスト
コミュニケーションでは
相槌を打って2人で
会話を膨らませていくスタイル。



一方、ローコンテクスト
コミュニケーションでは
話し手が論理的に話しているのを
黙って聞くスタイル。
相槌をうつと言うことは
話し手の内容を全て理解した、
あなたの論理的な会話を
受け取りましたよと示すことになります。


この事実をイラストで表している
分かりやすいサイトがあります。
鈴木裕先生のサイトです。
(最後にリンク貼ります)
外資系企業で培った
異文化コミュニケーションを
体系的に研究されています。


あなたはネイティブの話を
全て理解しているときだけ
相槌していますか?


いいえ、私もついつい相槌
うっちゃいます。
聞き取れていなくても・・・
日本人同士なら空気を読んで
そんな風に流すときもありますものね^^


でも、日本人のことをよく知らない
ネイティブが私の相槌を聞くと
あ、理解してくれてるんだ!
って思います。
そして質問を期待します。

・・・

理解してないから質問できない・・・


なんで笑顔で相槌うって
うなずいてたのに
何も言ってくれないの・・・?


⇒・・・不信感


こういう構図なのかなぁと。
だから、私も渡米後しばらくは
アメリカンとの人間関係構築に
苦労したのかなぁと。
いえ、今でもなおハードルは
感じております。


欧米人(アメリカン)との
コミュニケーションにおいては
分かってないのに分かった振りして
相槌をうつことは
その後の人間関係において
誤解を生じかねません。


実際、私が話した内容を
理解できていなかったら
ネイティブは

What?
I don't understand.
I don't get it.


そう言われます。
こう言われると日本人は


萎縮してしまいますよね・・・^^;


ネイティブはあなたを
責めている訳ではありません。
分からないときは”分からない”と
示すコミュニケーションスタイルなのです。


ですからあなたももし、
ネイティブの話が
聞き取れなかったら


Could you say that again?
Could you speak more slowly?
You mean ~?
Sorry?
Pardon?


恥ずかしくても
多少、イヤな顔をされても
聞き返して理解するように
してみてくださいね。


はい、言うは易し
行うは難し。


私もネイティブがべらべら~~~っと
話して話半分しか分かっていなくても
その半分を聞き返さずに
分かった半分で話を繋げています^^;


実際に出来る出来ないは別として
コミュニケーションスタイルに
違いがあるんだってことを
知識として入れてみてくださいね^^


このコミュニケーションスタイルの違いは
私自身、実際にアメリカに住んで
ネイティブとやり取りして
初めて知ったことです。
(もっと早く知っておきたかった・笑)


このことは日本ではまだあまり
浸透していない事実であると感じます。
あれ?私が知らなっただけでしょうか!?
英語が堪能な政治家でも
果たしてこれらの違いを分かった上で
国際社会において交渉を
進めているのでしょうか・・・?


一方、日本人でビジネス界において
最も英語(&コミュニケーション)力が
高いと言われている著名人の1人、
SONY CEOの平井和夫氏は
この事実を熟地した上で
国際社会において成功されて
いるのだと思います。
(リンク貼ります。)


私も外資系製薬企業に勤めていましたが
アメリカ本社サイドへのプレゼンなどで
『結論から述べる』
ということは意識していましたが
同僚は皆日本人だったので
この事実は知り得ませんでした。
今、振り返っても日本人の上層部の中で
このコミュニケーションスタイルの違いを
把握している人はごく少数だったように
思います。
実際、アメリカサイドとの交渉に失敗して
結果的に売却されてしまいましたから・・・^^;


えー?そうは言っても
本当にネイティブはそんな風に
会話してるの?と思われた方。
ぜひ、スタバなどのカフェに行って
ネイティブ同士の会話に
聞き耳をたててみてください(笑)
参考になると思いますよ^^


英語力、対話力を
身に付けることと並行して

『コミュニケーションスタイルの違いを知る』

ことが本当の意味でのグローバル化
なのではないかと感じます。

ハイコンテクスト
コミュニケーション(アジア圏)が悪くて
ローハイテクスト
コミュニケーション(欧米圏)が良いと
お伝えしているわけでは決してありません。


大切なことは


『コミュニケーションスタイルの
違いを知った上で英語を学ぶこと』



この辺に日本人が国外、国内で
ネイティブとストレスなしに
コミュニケーションを取るための
鍵があるのではないかと思っております。


そしてこのコミュニケーション
スタイルを体得するためには
相手の言っていることを正確に聞き取る
『リスニング力』とまるで論理的な文章を
書いているかのように話す
『ライティング力』の強化が
私には必要だなと感じております。




せっかく英会話を学ぶなら
ぜひ、みなさんも
コミュニケーションする際のポイントも
意識した上で進めてみてくださいね♪



次回は対話力において
相槌を打つことよりも大切な


③話を繋げる


について考えて参りますね。


今日のまとめです。


That's good!
       great!
       nice!
       exciting!  
       amazing!
       fantastic!
       wonderful!
       terrible!
       awful!
       too bad!
       a shame!

You're good!
       great!
       nice!  
       amazing!
       fantastic!
       wonderful!

   

五感を表す動詞を使った表現


That sounds/tastes/ smells great!
                           nice!
                           good!
                           strange!

You look great
         nice
         good
         strange
         tired

He/She looks great
             nice
             good
             strange
             tired


I feel great
       nice
       good
       strange
       tired



会話と会話を繋げる相槌(多用禁止!・笑)

Oh I see.
Really?
uh-huh.
Yeah.
Right.
Exactly.


聞き取れなかったら

Could you say that again?
Could you speak more slowly?
You mean ~?
Sorry?
Pardon?

口に唇に定着させてくださいね♪



※お伝えしている内容は私の見解であり
全ての欧米人、アジア人にあてはまるとは
限りません。住んでいる地域によって
違いがあること前提でお読みください。


※鈴木裕先生 『英文にこころを織り込む』
http://je.at.webry.info/201207/article_12.html


※SONY CEO 平井和夫氏インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=UL-GKr2AeKA


※次回12回目のメルマガ以降は
一時帰国を控えているため
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特典映像付きです。お楽しみに★



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【2】私が英語と恋に落ちるまで 高校編④
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【3】6月の英検まであと2日!ワンポイントアドバイス♪
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6月12日に英検を受けられる方に

ワンポイントアドバイス♪

(※気まぐれ配信です)


”ベストを尽くしたあなたを信じて
リラックスして試験に臨みましょう!”


肩に力が入った状態だと

持っている力を存分に発揮できない場合が

ありますね

あなたはここ数か月

ベストを尽くしました

たまには課題がこなせなかった日も

あるでしょう

そんなことは長いスパンで見たら

些細なこと

あなたはご先祖様に家族に友達に

あなたの周りの人すべての人に

守られてあなたがいます

そのことに感謝して

あなたの努力が

資格試験に反映されるように

願っております

どうかリラックスして

資格試験に臨めますように☆







最後まで読んでいただき
どうもありがとうございました。


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